29 リコール

29.1 個別リコール

スタート信号時に、艇体、乗員または装備の一部でもスタート・ラインのコース・サイドにある場合、または艇が規則30.1に従わなければならない場合、レース委員会は速やかに音響1声と共にX旗を掲揚しなければならない。これらの艇すべてがスタート・ラインまたはそのどちらかの延長線のプレ・スタート・サイドに完全に入るまで、また規則30.1が適用している場合には、それに従うまで、X旗は掲揚しておかなければならない。ただし、X旗の掲揚はスタート信号後4分以内か、または次のスタート信号の1分前までの、いずれか早い方とする。規則30.3を適用する場合には、この規則は適用しない。

29.2 ゼネラル・リコール

スタート信号時に、レース委員会がスタート・ラインのコース・サイドにいる艇、または規則30の適用を受ける艇を特定できない場合、またはスタート手順に誤りがあった場合、レース委員会はゼネラル・リコール信号(音響信号2声と共に第一代表旗を掲揚する)を発することができる。リコールされたクラスの新しいスタートの信号は、第一代表旗降下(音響信号1声)の1分後に発せられなければならず、これに続くクラスのスタートは、この新しいスタートに続けなければならない。