18.2 ルームを与えること、避けること

(a) オーバーラップしている場合-原則

艇がオーバーラップしている場合、外側の艇は内側の艇にマークまたは障害物を回航または通過するためのルームを与えなければならない。内側の艇が航路権を持っている場合には、外側の艇は「また」避けなければならない。規則18の他の項には、この規則の例外がある。

(b) 2艇身ゾーンでオーバーラップしている場合

いずれかの艇が2艇身ゾーンに到達する前にオーバーラップしており、その内の1艇が2艇身ゾーンに到達した後にオーバーラップが解けた場合には、外側にいた艇は、内側にいた艇に引き続きルームを与えなければならない。

(c)2艇身ゾーンでオーバーラップしていない場合

艇が2艇身ゾーンに到達した時点でクリア・ヘッドであった場合には、クリア・スターンの艇はそれ以降避けなければならない。クリア・スターンの艇は、相手艇の外側にオーバーラップした場合には、内側の艇に「また」ルームも与えなければならない。クリア・スターンの艇が、相手艇の内側にオーバーラップした場合には、ルームの権利はない。クリア・ヘッドであった艇が風位を越えた場合には、規則18.2(c)の適用は終了し、以降適用されない。

(d) 回航または通過するためにコースを変更する場合

スタート信号後、2艇間に規則18が適用され、航路権を持っている艇がマークを回航または通過するためにコースを変更している場合、その艇と相手艇の間には規則16は適用されない。

(e) オーバーラップの権利

艇が適時にオーバーラップをしたか、解けたか疑わしい場合には、それぞれそうでなかったと推定しなければならない。オーバーラップが始まったときに外側の艇がルームを与えられない場合には、規則18.2(a)と規則18.2(b)は適用されない。